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普段の生活で小さいこと(気にしなくても良いこと)を分かっていても気にしてしまうあなた、僕には痛いほどその気持が分かります。
僕も同じタイプの人間で、一度気にしてしまうとその不安をどう収めたら良いのか分からずに、そんな自分に余計イライラしてしまうという悪循環。
でもそれって、逆に言えば気持ちを落ち着かせられる術を知識として持っていれば、落ちついていられるということでもあります。
今日は僕のおすすめの本の中から、あなたの「くよくよ」を少しでも無くして(軽くして)くれるような一冊を紹介したいと思います。
「小さいことにくよくよするな」リチャード・カールソン著
「小さいことにくよくよしない!」癖を身につけると、人生は100%完璧にはならなくても、あるがままの現実を抵抗なく受け入れられるようになる。
(Amazonより引用)
そうなんですよ!
小さいことにくよくよしてしまう人は、解決方法を知らないが故にその「くよくよしない癖」が身についていないことに問題があるんです。
そのためにまずは、二つの基本的な考え方を頭の片隅においておかなくてはなりません。
- 小さいことにくよくよするな
- すべては小さなことだ
あたり前のような考えですが、これを知らないか、あるいは忘れてしまっているために今くよくよしているのです。
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完璧主義をやめる
人は現状に満足して感謝するかわりに、なにかと欠点をほじくり出して無理やり直そうとする。欠点ばかり気にしていると、不満だけがふくらんでいく。
(22ページ5~6行目より)
普段自分にも他人にも完璧を求めすぎてはいませんか?
相手(自分)のだらしなさや容姿や性格まで。
完璧主義な考えというのはもちろん素晴らしいことではありますが、諸刃の剣でもあります。
相手に完璧を求めてしまい、その要求に相手が思うように応えてくれないような場合に、その要求をした自分をバカバカしく思ったり相手の行動に憤激してしまうなんて事にもなりかねません。
そんな時に、完璧主義過ぎる自分の性格や行動に気づいていれば、くよくよする前に気持ちを落ち着かせることができるんですよね。
もっとできる!もっとできる!という気持ちを抑えて、今現在に感謝の気持ちを持っていれば、そんな批判などをしないで済みますし、感謝の気持ちすら持てるようになると思いますよ。
だって、自分も含めてみんな人間ですもの。完璧じゃなくて良いんですよ。
死んでもやるべきことはなくならない
人生の目的は、すべてをやりとげることではなく、その一歩ずつの過程を楽しみながら、愛情のある暮らしを送ることにある。
(31ページ7~8行目)
毎日をなんとかやり過ごす。終わらせることが目標。
そんな風に日々を処理するだけの目的で大切な時間を浪費してはいませんか?
僕も大体の方と同じ様に普通に会社勤めをして過ごしていますが、いつも肝に銘じているのが
「自分が今している仕事は一生終わらない」
です。
こう言ってしまうと誤解を招きそうですが、意味のないことをしているという意味ではありません。
今している仕事というのは、こなしたら終わりではなくて、いずれまた現れるということです。
僕が言いたいのは何かといいますと、もしあなたが日々の仕事で時間を追われ、仕事以上に大事なことを忘れてしまっているとしたら本末転倒だと言いたいのです。
どうせ一生終わらない仕事ならきちんと限度を決めてやって、仕事とそれ以外の大事なことを両立させるようにすればいいと思うんですよね。
躍起になってなってやって後悔するよりも、「終わらない」という事を頭のなかに入れてやって適度に頑張ったほうが自分を追い込まずにも済みますし、周りとの関係も必ず良くなると思いますよ!
思いを伝えるのは今日しかない
あと1時間しか生きられず、たった一人にしか電話ができないとしたらーー誰に電話をかけて何を言いますか、それに、なぜじっと待ってるんですか?
(104ページ1~3行目)
これは作家スティーヴン・レヴィンの質問です。
人は普段起きている嫌なことに目が向いてしまって、肝心なことを忘れていることになかなか気づけないでいます。
家族や友人に愛しているという気持ちを伝える。
そんなことこっ恥ずかしくて言えるか!
そんな声が聞こえてきそうですね。
でも、今言わなくていつ言うんですか?
小さいことにくよくよする人は、きっとあたふたした人生を送ってしまって「愛している」と言わずにに終わってしまうでしょう。
僕たちは永遠に生きられる訳じゃないんです。
今日かもしれない、明日かもしれない、いつも死と隣り合わせで生きていることを忘れてはいけません。
人への愛情のこもった気持ちは先延ばしにしていては言う機会を逃してしまいます。
今です。
今を大切にして、穏やかな気持ちで愛情豊かな人生を送りましょう。
まとめ
今回紹介させていただいた「小さいことにくよくよするな!」は、1ページから2ページで完結の人生を穏やかに送るための項目が100項目書かれています。
すべて実践可能なものばかりでまとめられた「小さいことにくよくよ」しないための入門書的な存在で、自分が今くよくよしてしまっているなと思った時に読むとその場ですぐに気持ちを楽にすることが出来る。
そんな良書だと思います。
ぜひ一読して、「小さいことにくよくよする」悪い癖を一つでも消せるといいですね