
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
初心者でも簡単に育てられると言われているシェフレラがわが家の家族に加わりました。
写真左がシェフレラです。立派な幹に緑色のかわいい葉っぱがたくさん付いていて目にとても優しいですね。
どんなお部屋にもすぐに溶けこんでくれるシルエットもすごく良くて、おしゃれなインテリア用の観葉植物として最適だと思います。
ただ、見た目はもちろん大事なんですけど、一番気になるのは「お手入れ」。
育て方ですよね!
そこで、前回はアロエベラを枯らしてしまったという記事を書いたんですけど、今回はそのアロエベラの二の舞いにならないようにしっかりシェフレラについての知識を皆さんと一緒に勉強していきたいと思います。
是非、最後までお付き合い下さい。
シェフレラ(ホンコンカポック)とは
ウコギ科の植物で、原産地は台湾、中国南部です。
別名「ヤドリフカノキ」「カポック」とも呼ばれています。
美しくつややかな緑の葉が一つの茎に8~10枚付いているのが特徴で、成長がとても早く丈夫で育てやすいので、とても人気のある観葉植物なんです。
地植え(直接地面に植える)されている大型のものは花や実も付けるそうで、プレゼントや贈り物としても人気が高いです。
風水的にもシェフレラのような丸くて上を向いている葉は、陽の空気を送り込んでくれて場の空気を明るくしてくれる効果があります。
ホテルのエントランスやレストランのホールなどでもよく見かけるのも、それが理由かもしれませんね。
観葉植物のリース屋さんなどでも貸出のリクエストが多い人気種です。
今回、僕が購入したシェフレラは高さ20cm程の小型の観賞用ですけど、10~20年間上手に育てれば高さ10mを超える立派な木に成長する可能性もあるんです。
頑張って愛情を込めて育てていこうと思います。
シェフレラの育て方や管理方法
最適な土の作り方
- 赤玉土(小粒)7
- 腐葉土2
- 堆肥1
の割合で混ぜて作ります。
観葉植物の土は基本的には水はけや保水性のいい赤玉土をベースで作ることが多いです。
だた、赤玉土は劣化すると粒が潰れて逆に水はけの悪い土に変身してしまうので、間に腐葉土などを混ぜて、より通気性の良い状態にしてあげることでコンディションを維持しています。
しかし、いくらコンディションを良くしていても最低二年に一度は土を替えてあげることをおすすめします。
水やり
5月~9月の生育期は、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るくらい与えます。
10月~4月は徐々に水の吸いが悪くなってくるので、土の表面が乾いてから4~5日間をあけてから与えることで根腐れの危険を避けることが出来ます。
肥料
4月~11月の間は、1ヶ月に一回観葉植物用の液体肥料を与えると良いです。
僕のおすすめは、ホームセンターなどでも手に入るハイポネックスの液体肥料の原液タイプです。
これを薄めて使えば自分で肥料を与える周期をコントロールして使えるのですごく便利です。
面倒くさがりな人は、固形肥料を使うという手もあります。
固形肥料は、土の表面に撒くだけで簡単に使えますので、おすすめします。
植え替えの時期
シェフレラは成長の早い植物なので、それに比例して根っこが伸びるスピードも早いです。
根詰まり起こしてしまうと下葉が落ちたり新芽の成長が悪くなったりするので、生育期初期の5月に行うのが理想ですね。
5月~9月の間であれば植え替えは可能なので、この期間内で早めに行うようにしましょう。
病害虫
観葉植物を育てていくうえで一番気をつけなきゃいけないのが、「病害虫」という天敵ですね。
シェフレラは、ハダニ、カイガラムシ、アブラムシが発生しやすく、いずれも悪い影響を与えますので、発見次第薬剤を使って駆除するか、こすって撮れる場合はブラシやタオルで取り除きます。
皆さんベランダなどで小さくて赤いクモみたいなのをみたことがありませんか?
それがハダニです。
梅雨明け頃から初夏が発生のピークなので、この時期にベランダなどを見渡してみてください。
おそらく数匹は見つかると思います。
このハダニは葉っぱの裏に寄生して葉汁を吸汁します。
吸われた部分は色が白や褐色に変化するので、変色している場所があったら葉裏を見てみて下さい。
このときハダニがいたらスプレー式の薬剤で駆除するのがいいですよ。
僕が育てている観葉植物にカイガラムシとアブラムシは発生したことないんで、実際に見たことはありません。
挿し木で増やす
挿し木をするのに適した時期は5月~9月です。
成長して伸びた枝を先端から15cm程度切り、挿し木後の発根を促すために、挿し穂の切り口に発根促進剤を付けておくといいです。
少し湿らせた挿し木用の土かパーライトを入れた鉢に密集し過ぎないように挿し、挿したあとはたっぷり水やりをして日陰で管理をします。
数週間ほど経って茎から新芽が伸びてきたら観葉植物用の土を入れた3号鉢に植え替えてあげます。
挿し木をして根付いてくれた時は本当に感動ものです。
置き場
シェフレラは耐陰性があってそれほど置き場所を選びませんが、きれいな形に成長させたいのなら日の当たる場所に置いて下さい。
日照不足が続くと徒長枝(無駄に伸びてしまう)になってしまって不格好になる可能性があります。
日当たりの良い場所から急に暗い場所へ移動させると、環境の変化に馴染めず枯れてしまう恐れが
あるので、そこも注意が必要ですね。
葉が変色した場合
シェフレラの葉の変色には二つの原因が考えられます。
一つ目
- ハダニが葉裏に寄生して吸汁した部分が変色してしまう
この場合は、上でも説明しましたが、薬剤を使って早めに駆除してください。
二つ目
- 乾燥
この場合は鉢土にたっぷり水をあげて、葉水も与えて下さい。
葉全体が変色してしまった場合は根本から切り落とします。
豆知識として
観葉植物や花には「花言葉」という、象徴的な意味をもたせるために与えられた言葉がついているのです。
19世紀の西欧で始まった文化だと言われています。
例えば、バラであれば「愛情」のように、一つの植物と単語の組み合わせで使われます。
プレゼントとして贈るときに知っておきたいこと
シェフレラには二つの花言葉があります。一つ目は「とても真面目」で二つ目は「実直」です。
なので真面目で誠実な人に送ってあげればきっと喜んでもらえるはず。
シェフレラは1月11日の誕生花でもあるので、この誕生日の人に花言葉を添えてプレゼントすると尚良いと思いますよ。
正しい知識を身につけて育てると、楽しさが倍増しますし、植物に対する思い入れも違ってきます。
是非、実際にシェフレラを育ててシェフレラから溢れ出る癒やしを感じてみてください。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
⬇その他の観葉植物関連記事です⬇



ここになければ⬇こちらから
陶器の植木鉢は風水的にも非常に良いので、プラスチック製植木鉢からの買い替えの際にはぜひ。