
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
この記事は観葉植物の植え替え方を、実際にある観葉植物を使って実践しながら解説しています。
これから、初めて観葉植物の植え替えをしてみたいという方に見ていただけると嬉しいです。
前回書いた記事の中で観葉植物の植え替え方を載せていたのですが、今回は我が家に新入りの植物がやって来たので、そちらを使って説明していきたいと思います。
まずは、今回植え替えをする観葉植物
金のなる木
カネノナルキ(金のなる木、学名: Crassula ovata)は、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。カゲツ(花月)とも呼ぶ。和名はフチベニベンケイ[1](縁紅弁慶)であるが、あまり使われない。
英語では dollar plant といい、葉が硬貨に似ているのが名前の由来である。栽培業者が五円硬貨の穴を頂芽に通して固定し、若枝が硬貨の穴を通ったまま成長するようにして硬貨がなったように見せかけ、一種の縁起物的な販売方法をとったため、「金のなる木」や「成金草」の園芸名で俗称されることが多くなった。
南アフリカが東部が原産で、日本には昭和初期に渡来したそうです。
葉っぱが硬貨の形に似ていたことから、この名前が付けられたみたいですね。
金運に対しての縁起物ということで、我が家でも購入してみることにしました。
金のなる木は生命力が強い
「金のなる木は」丈夫な観葉植物として知られ、多くの人から人気があります。
再生能力がとても強いため、挿し木で繁殖させることもできてしまうのです。
我が家の「金のなる木」は、落ちた葉っぱから新たな新芽が出て、そこから根っこが出ているのも観察できました。
寒さにもとても強く、氷点下5℃くらいまでは耐えられるそうですよ。
他の観葉植物は5℃くらいで弱ってしまったりするので、それと比べると相当な生命力の強さだと思います。
育て方
育て方は、乾燥気味に育てるのであまり水はあげなくても大丈夫なのですが、春から秋の成長期はよく水をあげると成長します。
基本は乾燥気味に育てるので、成長期でも一週間に一度あげれば十分です。
水をあげすぎると、根腐れを起こしてしおれてしまう原因になってしまうので注意が必要です。
水のあげすぎには注意して下さい。
観葉植物の植え替え方法
それでは、金のなる木の説明で長くなってしまいましたが、実際に植え替えをしていきたいと思います。
今回は、鉢を新しいものに変えて植え替えをします。
購入時は、プラスチック製の鉢に入って売られていて味気ない感じでした。
見栄えを良くする目的で、ガーデニングの専門ショップに行って陶器の植木鉢を購入したので、これを使って行いたいと思います。
表面がザラザラしていて、ちょっと素焼き風の雰囲気もあるのですが、色は明るいクリーム色で優しい印象です。
どんな仕上がりになるのか楽しみですね。
それでは作業に入ります。
準備するもの
- 植え替えをする観葉植物(多肉植物も含む)
- 新しい鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 観葉植物の土
- スコップ
観葉植物の植え替え手順
観葉植物の植え替えは、正しい手順通りに行わないと、その後の生育に大きく影響していきますので、下の写真を見ながらゆっくり実践してみてください。
1. 買ってきた鉢底石ネットを鉢底の穴のサイズに合わせて切ります
ネットはプラスチック製なので、ハサミで簡単に切れます。
植木鉢の底の穴を隠すためなので、そこまで大きく切らなくて大丈夫です。
2. 切った鉢底ネットを新しい鉢の底に敷く
何かで貼り付けたり、固定する必要はありません。
鉢底の穴が確実に覆われていれば大丈夫です。
3. 鉢底ネットが見えなくなるくらい鉢底石を敷く
鉢底石は、植木鉢の中の水はけを良くするために使います。
根は石をつき破ってまで伸びてきませんので、予防的な意味も含まれています。
4. 鉢底石の上に観葉植物用の土を鉢の5分の1くらい入れます。
植え替えをする観葉植物の高さに合わせて微調整してください。
この時、写真に載っているような専用のスコップを使うと土が鉢の外にこぼれにくくておすすめです。
5. 植え替えをする観葉植物を元の鉢から引っこ抜きます。
この時、鉢の底から根っこが出ている状態ですとなかなか抜けないので、底を突き破って出ている根っこはカットしてから抜くと抜きやすいです。
6. 鉢から引っこ抜いた植物の根っこの周りについている土をできるだけ落としていきます。
この時、根っこ同士が絡み合っている状態でしたら少しカットしておくと良いです。
根を切る理由
- 根っこ同士が締め付けあわないようにスペースを確保してあげる
- 古い根を切って新しい根に変えて若返らせてあげる
- 根っこを切ることで植物に危機感を覚えさせて、生きようとする習性を利用する。
切ると言ってもたくさん切るのではなくて、人間の髪の毛をすくような感覚程度にしておいて下さい。
7. 適度に根を切った植物を鉢に入れて背丈に合わせて高さ調整していきます。
上の手順で入れておいた土が少ないようであれば、少しずつ足して高さを微調整して下さい。
8. 高さ調整が終わったら土を入れて植物を固定させていきます。
固定のやり方は、少しずつ土を入れては鉢をトントンと地面で叩いて、土を下へ下へと落としていく感じです。
これを繰り返して、土が下に下がらなくなったらしっかり固定されている証拠なので大丈夫です。
9. 最後に完成した植木に水をたっぷりあげていきます。
水の量は、鉢底から漏れるくらいたっぷりあげて土全体にまんべんなく行き渡るようにして下さい。
この時、水が引いて落ちついたあとに土が下がってしまった場合は、土を足してあげて下さい。
植え替え作業はここまでで終了です。
お疲れさまでした。
おまけ
おまけで、あると良い装飾品を紹介します。
松の皮で作られた「バークチップ」というものをおすすめします。
土の上に置くと、土の保温・保湿効果があり、見た目もおしゃれになりますので、ぜひ試してみてください。
⬇こんな感じのものです⬇
最後に
植え替え作業をご覧になってどうでしたか?
意外と簡単にできるのがお分かりになったのではないでしょうか。
この記事を見て、挑戦してみようと思う人が増えると嬉しく思います。
最後に注意として
植え替え直後の植物はとても繊細で、傷ついた根から腐ってしまう可能性があります。
植え替え後一週間から二週間は直接の水やりは避けて葉水を霧吹きで与える程度にして下さい。
そして、直射日光の当たる場所を避けて養生してあげるのが良いです。
最近植物の元気がないなぁ~って思ったら、それは植え替え時期のサインかもしれないので、このやり方で是非試してみてくださいね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
⬇その他の観葉植物関連記事です⬇



ここになければ⬇こちらから