家族が脳卒中になってしまって困ったら(最初の入院からリハビリ専門病院へ転院するまで編)

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いつも僕のブログを読んでくれてありがとうございます。

今回は、先日書いた『家族が脳卒中になってしまって困ったら読んでください』の続きになります。この記事を読んでからまた僕のブログに来ていただけたということは、その後順調に回復していることと思います。ほとんどの方が発症してすぐに救急搬送されてそのまま入院という形になると思うんですけど、最初のうちは本当に大変ですよね。入院手続きしたり、役所に申請をしにいったりして大変でしたよね。
発病してしまった本人はもちろんなんですが、それをサポートしていくご家族の方も相当に苦労されていると思います。そんなご家族の方の苦労を少しでも和らげられればと思い、今回も書かせていただきます。

最初の病院での入院生活

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まず入院して間もない頃は、本人の意識が回復するのをひたすら待つ日々が続きます。『呼びかけて』『呼びかけて』何度も呼びかけては反応を待つ。僕もそうでしたけど、おそらくみんな同じだったのではないでしょうか?
そうして何日か経つと、家族の呼びかけに反応できるまでに回復していきます。意識は戻ったけれど後遺症でうまく言葉が出てこなかったり体が動かせなくなったりで、それを目の当たりにしたご家族は不安でいっぱいになると思います。
出血した場所によって症状は様々ですが、これらの症状は発症後早い段階でリハビリをしていけば必ず良くなります。
なので、ご家族の方はなるべくリハビリには付き添ってあげてください。本人は一人でリハビリをやるよりも、ご家族に刺激されながらやりたいと思っていると思いますし、リハビリスタッフの方いわくその方が回復力が高まるそうです。実際に僕も仕事で行けない時以外はほとんど付き添っていたんですけど、日に日に回復していくのがわかりましたし、本人にとっては家族がいることでリラックスしてリハビリが出来ていたようです。
リハビリを進めていく上で大事なのは、『リラックスさせてあげること』と『焦らせないこと』です。この2つのうちもっとも重要なのは『焦らせないこと』になると思います。僕の母の場合は、すぐに回復しない自分に焦ってしまってリハビリ中に転倒してしまうということがありました。せっかく回復してきても、焦って怪我なんかしてしまったら本末転倒になってしまうので、そういった心のケアをご家族でしてあげたらいいと思いますよ。
心のケアと言ってもどうやってやればいいの?
それは簡単です。毎日『少しずつ頑張ろう』って言ってあげるだけで大丈夫ですよ。そうやって励ましながら支えてあげてください。

最初の病院は本格的にリハビリが出来る状態になるまでの間だけいることになると思います。その期間は大体1ヶ月くらいになると思います。病院の方からリハビリ専門の病棟があるところを紹介されると思いますが、ご家族の方のほうでも調べて探してみたほうがいいです。実際に施設を見に行ったり、リハビリのスタッフさんに会ってみたりして、本人と相性がいいほうが早く馴染めますし、回復も早くなると思います。
この時、施設のスタッフさんに本人と同じような症状の方がいるか聞いてみるといいです。同じような症状の人とは打ち解けやすいですし、励まし合いながらできるので、ここはすごく重要です。
リハビリ病院へ転院するために、家族面談をしたり本人の状態を調べられたりして審査をされます。審査には少し時間がかかりますので、本人の状態を見て早い段階で探すことをおすすめします。

審査が通って転院先が見つかったらいよいよ本格的なリハビリのスタートです。

どんなリハビリをしていくのか

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脳卒中の方のリハビリは3種類あります。

  1. 足の訓練
  2. 手先の訓練
  3. 言語の訓練

簡単に言うとこんなところになります。

1 足の訓練
歩行機能の回復を目的にやっていきます
最初は立つ練習から始めて、次は歩行器をつけて歩く練習、そして徐々に形になってきたら杖をついて歩く練習をします。

2 手先の訓練
日常生活に必要な手先の動きの回復を目的にやっていきます
物を『つかむ』『はなす』『取る』『置く』という動きの訓練がメインになってきます。

3 言語の訓練
言葉の発音や文字を書く能力の回復を目的にやっていきます
最初はひらがなや数字を書いたりします。それが書けるようになったら自分に関係する文字(名前や住所、家族構成)などをを書いたりしていきます。
徐々にではありますが、普通に文字が書けるように回復していきます。

これらのリハビリを最長で150日間くらいやっていくことになります。

ご家族が支えてあげれば普通に生活できるくらいに回復していきますので、ゆっくり焦らずやっていってください。

今回はこれくらいにしておきます。